愛の宣告
恋人


次の授業は英語…
あたしの大嫌いな授業
だけど数学か英語を
取らなくちゃいけなくて
仕方なく取った授業

付き合って改めて
気付いたけどそういえば
この授業…俊哉もいるんだ


そんな風に思いながら
次の教室に向かっていると
後ろから

「源さん!」

俊哉の声ってすぐ分かった
振り返るとそこには俊哉が


「俊哉!」

その呼び方に慣れていた
あたしはついつい
約束を忘れていた


「由奈?学校では今まで通りっつったのは誰だよ」

クスクス笑いながら
俊哉が頭をツンとしてきた

あたしは小さく謝って
教室まで一緒にいった



< 37 / 56 >

この作品をシェア

pagetop