遠い君と、もう一度恋を。



昼休み、俺は逢莉と屋上で弁当を食べていた。



いつの間にか、ここで一緒に弁当食うのが当たり前になってたなぁ…



そんなことを思いながら、俺は重い口を開いた。



「あの…さ…いきなりだけど、逢莉に話があるんだ…」



「なぁに?紫音、今日朝からずっと変だよ?」



気付いてたんだ…



お互いの変化がすぐわかるようになったくらい仲良くなったのに…



ごめん…



「俺、さ…大阪に引っ越すことになった…」







< 18 / 44 >

この作品をシェア

pagetop