遠い君と、もう一度恋を。
昼休み、俺は逢莉と屋上で弁当を食べていた。
いつの間にか、ここで一緒に弁当食うのが当たり前になってたなぁ…
そんなことを思いながら、俺は重い口を開いた。
「あの…さ…いきなりだけど、逢莉に話があるんだ…」
「なぁに?紫音、今日朝からずっと変だよ?」
気付いてたんだ…
お互いの変化がすぐわかるようになったくらい仲良くなったのに…
ごめん…
「俺、さ…大阪に引っ越すことになった…」