遠い君と、もう一度恋を。



「あぁ~これで、紫音が合コン来てくれる可能性ゼロんなってしもうた…紫音の写メで女の子をつれんくなったわ…」



なんか今、聞き捨てならない一言が。



「おまっ!!人の写メ勝手に何使ってんだよっ!!」



てゆーかそんなんいつ撮ったんだよっ!!



「…っは!!つい口滑らしてしもうた…うっ、嘘やん♪俺はそんなことせぇへんて♪」



どもってっし。



嘘下手。



「はぁ~…てゆーか俺の写メ見せたとか言って、俺合コンなんか行った覚え1回もねぇんだけど。」



「それで散々女の子に文句言われたわっ!!『あの写メの男の子、おらんやん!!』言うて。」



引っかったな♪



「はい、認めたー。」



「…っ!!引っかけよったな!!アホ紫音っ!!」



アホは奏だろ。



まぁ…この1年、こいつのこういう性格に少なからず支えられたわけで。



逢莉とうまくいけたんも少し奏のおかげでもあるかも…



認めたくねぇけど、感謝してるわ。



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