恋の仕方



「中学生なんだし、彼氏とかできるのかな」


「どうかな。」

ゆりなと話していたある日

「男の話かよ。」

あいつが話しに入ってきた。


「悪い?」

私はいつもこいつにだけ、こうなる。


「別にいいけど。なークラこれ見ろよ。」

そういって、あいつか出したのは汚いファイル。

そこには、男の人が書いてあった。下手すぎでにんじんにも見える。

「これ担任!似てんだろ。」

そう言って目を輝かせるあいつが可愛くて。


「…うん!そっくり似てるね。」
笑いながら言った。


「まじで?イエーイ」

そういってあいつが手を挙げた。

私の手とぶつかっていい音がなる

「ありがとな。」

ニカッとあいつが笑う。

そして、どこかに行った。

「桜が唐澤くんと、ハイタッチなんてびっくり。」

ゆりなが驚いている。



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