王道☆くえすと!!
「ありがと、マラ・・・。でもね、全然大丈夫じゃない!!」
「いいから落ち着きなさい」
パコーーーン
まるでスリッパで叩いたかのようないい音が私の頭上でした!!
・・・え、スリッパ・・・?
「~~~~~っっっっ!!」
今、アタシの頭をたたいたのは、サラ・カウディ。
マラのお姉さんで、アタシより2つ年上。
アタシにとってもお姉さん的な存在・・・だと信じたい。
「――っサラさんっ!叩かないでよっ!」
「叩かないと落ち着かないでしょう?」
サラさんはいっつも微笑を絶やさない。
ってか、それがむしろ怖い。
今も優雅に紅茶なんて飲んでるし。
私にも奢ってよ!!((違