王道☆くえすと!!


「ありがと、マラ・・・。でもね、全然大丈夫じゃない!!」

「いいから落ち着きなさい」




パコーーーン

まるでスリッパで叩いたかのようないい音が私の頭上でした!!




・・・え、スリッパ・・・?




「~~~~~っっっっ!!」




今、アタシの頭をたたいたのは、サラ・カウディ。

マラのお姉さんで、アタシより2つ年上。

アタシにとってもお姉さん的な存在・・・だと信じたい。




「――っサラさんっ!叩かないでよっ!」

「叩かないと落ち着かないでしょう?」




サラさんはいっつも微笑を絶やさない。

ってか、それがむしろ怖い。

今も優雅に紅茶なんて飲んでるし。

私にも奢ってよ!!((違

 
< 13 / 64 >

この作品をシェア

pagetop