はちみつ
「まぁさ〜、仕方ないんじゃない?」沙代ちゃんの言葉は、多分活字になると冷たい感じになるんだろうな、と昔から思っていたけど、こうしてビールを飲みながら少し酔っているからというわけでなく、中学生の頃の部活帰りの会話でもそうだったように、悩んでる私の気持ちを楽にしてくれる。
あの夜、彼に会った店は沙代ちゃんも何度か行った事のある店で、私にとっては十年目になる一人暮らしに無くてはならない存在だ。週の半分以上、顔を出して夕飯を食べる
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