星屑カルテット

◆僕らの日常 side 志雨




―――バタン。



ああああもう。母さんなんでもっと早く教えてくれないんだよもう!

…いや、俺が起きなかったのが悪いのか…



授業は既に始まってる。
ていうかもう遅刻だ……。



学校に着いた頃には9時20分くらいになっていた。


幸運なことに俺の席は一番後ろ。

一時間目はユルい先生の数学だから、後ろのドアをそーっと開けた。







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