空耳此方-ソラミミコナタ-

本当の被害者である宇佐目を残し、シッシッと炯斗は追い出される。

すぐさま言乃が炯斗にかけより携帯を見せる。

【大丈夫ですか?】

「うん、へーきへーき!ただの事情聴取だったから」

【そうでしたか。
ですが、私もこの時間で見つけることが出来ました】

「はい?何を?」

しかし言乃は小さく首を振る。

【あの人の話が終わったら、刑事さんにお話を伺います。
今日は付き合って下さってありがとうございます】

< 38 / 374 >

この作品をシェア

pagetop