空耳此方-ソラミミコナタ-
え…嘘 今日終わり!?俺何にもしてねぇよ?
呆けた炯斗に言乃はもう一度携帯を見せる。
【差し出がましいお願いですが、明日もう一度ここに付き合ってもらっていいですか?】
あくまでも、言乃の表情は真剣だ。
まぁ、アピールチャンスかな…
「了解。
だけど今日最後までいていい?俺何もわかってねぇからさ」
炯斗が微笑むと、言乃は一瞬驚いつから嬉しそうに笑った。
ヤベ、可愛い!
思わず炯斗は顔を背けた。