空耳此方-ソラミミコナタ-
舘見家
数日後・舘見家前
大学の最寄り駅から下り線で30分程度。
そこから徒歩数分の住宅街に問題の家はあった。
「ほぇー、でかい家」
インターホンを押しながら炯斗が呟く。
大豪邸とはいかないが、下町庶民の炯斗からすれば十分な広さ。
しかし言乃は、違うところに目がいく。
「インターホン…そんな敵がいるとは……!」
ニヤリと笑って中の応対に答える炯斗。
「な?来てよかったろ?」
ぐっと詰まる言乃。
言い返そうと思ったところに恵が出てきて二人を迎えた。
大学の最寄り駅から下り線で30分程度。
そこから徒歩数分の住宅街に問題の家はあった。
「ほぇー、でかい家」
インターホンを押しながら炯斗が呟く。
大豪邸とはいかないが、下町庶民の炯斗からすれば十分な広さ。
しかし言乃は、違うところに目がいく。
「インターホン…そんな敵がいるとは……!」
ニヤリと笑って中の応対に答える炯斗。
「な?来てよかったろ?」
ぐっと詰まる言乃。
言い返そうと思ったところに恵が出てきて二人を迎えた。