何度忘れようとしても
「じゃあ必要書類を用意してもらうのと、細かい説明があるから今週中また会える?土曜とか。どっか静かな場所がいいんだけど」

「じゃあ、ウチでいいよ。どこか食べに連れてってね」

その言葉に
翔太は少しだけ意外そうな表情をしたけど、すぐ営業マンの顔に戻って必要書類の話を始めた。

私は、翔太をさりげなく部屋に誘ってしまった自分に少しだけ呆れていた。




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