何度忘れようとしても
しばらくデスクに向かっていたので肩が凝っていた私は、少し休もうと思い自販機に行くため席を立った。

営業2部のデスクでは、佐伯くんも含めて、なんとも全員が残業をしている。
頼もしいなあと思いながら通り過ぎようとすると

「井川さーん」

と、2部の藤田ちゃんが声をかけてきた。
それと同時に2部の人全員が私を一斉に見た。

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