何度忘れようとしても
「え、そうだけど。どうしたの?」

「俺のウチ、超近いんですけど・・・」

佐伯くんは笑いながら言った。

「本当に?なんだ、そうだったんだぁ」

私もビックリした。

「ここから歩いて15分位かなぁ。文化ホールの近くなんですよ」

と、佐伯くんは言った。

それ私が時々お茶をしに行く辺りじゃん、と思ったけど黙っていた。
< 161 / 222 >

この作品をシェア

pagetop