何度忘れようとしても
冬休みが終わると、取引先への挨拶回りなどで毎日はあっという間に過ぎて行った。
私はフロアで佐伯くんの姿を見るたびになんだか癒されていつもより仕事が頑張れた。
彼の私に対する感じは以前と何も変わらず、それも私を安心させた。
そんな中、同じ営業3部の三根さんの定年退職の日が近づき、和泉さんという38歳の女の先輩が本社から後任として配属になった。
もともと、このオフィスで営業をしていた和泉さんは石川さんや高岡さんとも仲が良く、気がつけば3部に溶け込んだ。
私はフロアで佐伯くんの姿を見るたびになんだか癒されていつもより仕事が頑張れた。
彼の私に対する感じは以前と何も変わらず、それも私を安心させた。
そんな中、同じ営業3部の三根さんの定年退職の日が近づき、和泉さんという38歳の女の先輩が本社から後任として配属になった。
もともと、このオフィスで営業をしていた和泉さんは石川さんや高岡さんとも仲が良く、気がつけば3部に溶け込んだ。