何度忘れようとしても
「なんだよ、それ。お前可愛い美容部員の子集められるだろ?会社の奴らがうるさくてさ」

「美容部員ねぇ。まぁ、集められない事はないけど」

新しい会社で、もう、そんな企画してるのかと呆れながらも私もちょっとだけ本気になって頭の中で誰を誘おうか考え出していた。

「やった。じゃ、今週の土曜とか、どう?」

「土曜!?うーん・・・そうだなぁ遅めの時間なら大丈夫かな」

今度の土曜は、セールが終わった直後だし、なんとかみんな来れるかなぁなんて考えているうちに

「じゃ、土曜の夜、4対4ね。時間と場所メールすっから」

と言って翔太はさっさと電話を切ってしまった。
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