何度忘れようとしても
「いい店だね。翔太が選んだの?」

「そうだよ。つうかお前、痩せたろ?」

翔太が意外だという表情で私を見ている。

「そうかなあ?ねえ翔太はちょっと太ったでしょ」

「うるせー。俺に会えた事をもっと喜べ」

相変わらずの俺様的発言をする翔太を
私は笑ってかわした。

でも、純粋に懐かしいし嬉しい。

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