何度忘れようとしても
意外と男子はみんなおしゃべりで楽しませてくれた。
最初は聞き役だった私たちも酔いが回ってくるにつれて口数が増えて行き結構盛り上がったと思う。時間はあっという間に過ぎて行った。

スタートが遅めだったので気がついたらもう22時半でそろそろお開きいう事になった。

会計は全部向こう持ちだったのはいいが、翔太はちゃっかり全員の番号を聞いていた。

気づくと香織ちゃんも、はじっこの席同士で年上の誠二さんと赤外線を送り合っている。

私はというと、別に誰も・・・
残念ながら、これという感じの人は居なかったし、幹事なんてこんなものよと自分に言い聞かせた。

でも楽しかったし、おごりだし、まあいっか。






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