何度忘れようとしても
その日は一日中といっていいほど、孝昭のことばかりを考えてしまった。
由紀の結婚式をきっかけに、まるで薬がきれた様に孝昭に会いたくて仕方がないのだ。
仕事が終わったらとにかく電話をかけようと決めた。
仕事が終わり家に帰ったのは、22時。
私は静かな部屋でドキドキしながら電話をかけた。
しばらくして
「ほーい」
3ヶ月ぶりなのにいつもと何ら変わらない孝昭の声。
あい変わらずな能天気な感じだった。
「久しぶり。今、大丈夫?」
「おー家でサッカー観てた。ヒナちゃん久しぶりじゃん。元気だった?」
「うん、元気だよ。孝昭は元気そうだね」
それから私達はたわいもないことを話した。
3か月の時間が空いてしまっていた事なんて、私がプロポーズして断られた事なんて、まるで無かった事のようだった。
由紀の結婚式をきっかけに、まるで薬がきれた様に孝昭に会いたくて仕方がないのだ。
仕事が終わったらとにかく電話をかけようと決めた。
仕事が終わり家に帰ったのは、22時。
私は静かな部屋でドキドキしながら電話をかけた。
しばらくして
「ほーい」
3ヶ月ぶりなのにいつもと何ら変わらない孝昭の声。
あい変わらずな能天気な感じだった。
「久しぶり。今、大丈夫?」
「おー家でサッカー観てた。ヒナちゃん久しぶりじゃん。元気だった?」
「うん、元気だよ。孝昭は元気そうだね」
それから私達はたわいもないことを話した。
3か月の時間が空いてしまっていた事なんて、私がプロポーズして断られた事なんて、まるで無かった事のようだった。