何度忘れようとしても
PCを立ち上げて作業を始めた。
画面を覗き込みながらベーグルをかじっていると、ちょうど3部の前を通りすぎる佐伯くんと目が合った。
「また何か食べてる・・・」
呆れ顔の彼の表情がおかしくて、口の中がベーグルでいっぱいの私は、笑いそうなのを必死にこらえた。
「今日は俺の分は無いんですか?」
「無いよ、残念だね」
ベーグルを飲み込んで答えた。
佐伯くんは「えー?」と言いながらそのまま休憩室の方へ歩いていった。
いつものスーツ姿じゃないカジュアルな佐伯くんは、オシャレでなんだかさわやかなアパレル店員みたいだった。
画面を覗き込みながらベーグルをかじっていると、ちょうど3部の前を通りすぎる佐伯くんと目が合った。
「また何か食べてる・・・」
呆れ顔の彼の表情がおかしくて、口の中がベーグルでいっぱいの私は、笑いそうなのを必死にこらえた。
「今日は俺の分は無いんですか?」
「無いよ、残念だね」
ベーグルを飲み込んで答えた。
佐伯くんは「えー?」と言いながらそのまま休憩室の方へ歩いていった。
いつものスーツ姿じゃないカジュアルな佐伯くんは、オシャレでなんだかさわやかなアパレル店員みたいだった。