再会


実際のところ、何を言われてもドキッとしないし、体をくっつけられても欲情すらしない


友だちは口々に「羨ましい」と言うが、俺にとってみればうっとうしい


何を言っても付きまとってくるので、俺も諦めていた


実夕に見られるまでは…


その日も、俺の授業が終わる時間を見計らって、彼女は待ち伏せていた



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