どうしても。
休憩室にはちょっとしたキッチンらしきもの、応接セットが置いてある。あまり広くはない。


三人くらい座れる長いソファーと一人掛けのソファーが二つ、その間にテーブル。


長いソファーに彼が座り、マグカップに紅茶をいれている。



彼の隣にマグカップが置かれる。


彼の隣に座る事は今まで無かった。それは私が今できる彼への気持ちを抑える唯一の境界線のようなもの。越えてしまえば、もう私の気持ちを抑える事は出来ない。



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