本と私と魔法使い
ご飯を食べてから、私は和泉の部屋に行く。聞かなきゃいけないことがあるからだ。
「和泉っ‼」
「わっ…‼なんだよ、お前。急に帰ってくんなよ」
「あのさ、…化ケ物と戦って死んじゃったら、…忘れられるってほんと?」
私の質問にあぁ、その事?と軽い調子で返す。
「私も忘れちゃうの?千亜とか、和泉のこと…」
「多分な、別に、死ぬつもりはねぇけど」
「和泉っ‼」
「わっ…‼なんだよ、お前。急に帰ってくんなよ」
「あのさ、…化ケ物と戦って死んじゃったら、…忘れられるってほんと?」
私の質問にあぁ、その事?と軽い調子で返す。
「私も忘れちゃうの?千亜とか、和泉のこと…」
「多分な、別に、死ぬつもりはねぇけど」