本と私と魔法使い
「私、監視されちゃうの?あんたみたいな男に!?」






和泉はむすっとして、






「みたいなってなんだよ?」と言う。





「そのまんまに決まってるじゃない!!」




「んだと?」


喧嘩になりそうな私達に、



「ストップ、ストップです。御二人とも醜い争いはお止めになって?私、王子といえど醜いものって好きではありませんの」





真ん中でアイリスは言い放った。

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