ニンニク彼氏☆




「お、起きる気になったのか?」



『え・・・と パパ?』

いやちがう、声がまだ若いもん




「ハハッ お父さんと間違えるか? まだ寝ぼけてるんだな」


『いや、ほんと・・・誰?』



「俺だよ、俺」




こっちに近づいてくる 私はすこし身構えた




『・・・・は?』



そしてその姿をみて愕然とする、だって・・・




「やっと思い出してくれたか?」


『なんでここにいんの? もう終わったはずだよね?』





なんとキッチンから出てきたのは元彼の 大蒜 青磁<ニンニク セイジ> だったんだもん





「まだ好きだから来ちゃった あ、ちゃんと紅瑠莉のお父さんの許可も貰ってるからな!」


『なんで鍵もってるの?』





ってか勝手にお父さんとか呼ぶなよ





「ハッキングした。 ちょこちょこっとな!」



『出てって、今日は休みなの。 ゆっくりさせてよ』



「まあさ、そんなカッカせずに 朝飯作ったから食べようぜ、な?」



『いやよ、青磁の作る料理ってニンニク料理ばっかりなんだもん』



「今回は気をつけたからさ! 流石に俺でも朝からニンニクは無いって!」







・・・確かにキッチンからはおいしそうな匂いが漂ってきてる

おなかも空いてるし・・・






『・・・食べる。 食べ終わったら説明してよね』



「うん、ほら早く食べよ」


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