俺様なんてありえないッ![完]
はぁ?
同い年の子と!??
「勿論、女の子だよね?」
なんて、当たり前のことを聞いてみる。
「んんっ…まぁねっ!」
お母さんは違う方向を向いて、答えた。
「それならまだマシだけど」
本当はヤだけどさ。
「明日、ママが行った後に家に来るからね」
私はあきらめた風に、ハイハイと言ってさっき読んでいた本を読むフリを始めた。
私は、明日の昼以降……から最低最悪な状態になるなんて思ってなかった。
私の生活は
お母さんと
お母さんの俺様彼氏によって打ち破られるなんてね。
だから俺様なんて大ッキライなんだ!!!