俺様なんてありえないッ![完]
「どちら様でしょう?…じゃねぇよ。ずっと待ってたんだよ!俺は」
よく分からないけど怒ってる様子で。
待ってた?
なんで?
てか何この口調…。
うざっ!!
なんか…、私には性格が合わない予感。
「もしかして、家で一緒に暮らす…人?」
私は恐る恐る聞いてみる。
無いことを祈って。
「そうだよ。」
祈っていた答えとは違う答えが帰ってきた。
お母さんっ!どこから見たら女子に見えるんだよ!
「男子…ですよね…。」
「見て分かんねぇの?」
呆れたように言う男子。
はい、そうなりますよね…。