俺様なんてありえないッ![完]
―ガチャッ
私はドアを開けた。
「ただいま…」
私がそう言っても返事は返ってこない。
当たり前だけど。
どうせお母さんがいても、仕事でほとんど家に居なかったから同じなんだけどね…。
「何だよ、その顔。」
と、よう分からん奴が眉を下げて言った。
初対面なのに失礼な奴…。
「私の顔は生まれつきこの顔です」
「そーゆう意味じゃねぇよ」
そう言って図々しくも
ソファーにドカッと座った。