俺様なんてありえないッ![完]



「…何」




私は目をそらして言った。




「俺、今から俺走るんだ」




「…で」




「俺が一位取ったら、そんな風に、目そらすなよ」




私の目を見ながら、そう言った後入場門へ向かっていった。





ドキンドキンと胸が鳴っている。




…もう
これじゃあ

私が俺様男を好きみたいじゃんか。







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