俺様なんてありえないッ![完]
「さっさと家に帰ったらどうですかね?」
私は嫌みくさく言った。
いなくなったら、私
一人暮らしを満喫してやる!
「だから、お前の母ちゃんに頼まれたんだって」
と耳元で喋る。
さ、寒気がする…
「大体、あんたの名前知らないしっ!」
そう言って
私は張り付いている物体を突き飛ばした。
「いってなー、おい。
じゃあ名前言えばいいのかよ」
「そーいう問題じゃないし」
「薗田雷斗(ソノダライト)俺の名前」
「…………」