俺様なんてありえないッ![完]
「なんで?」
私は呆れたように言う。
『まーまー!!聞いて!
それであんた達の話を聞いてたの!
そしたら、やっぱ…引き離せないわ。あなた達を…。
でも、恋っていいわねぇ…。
愛花にも大切な人が出来たなら良かったわ。
お母さんもあの人と会いたくなった…。
ということで、帰るわね!じゃね!!』
―ブチッ…ピーッピーッ…
携帯の切れた音が部屋に響く。
一方的に話して切っちゃったよ…。