俺様なんてありえないッ![完]
「愛花ぁ…、
お取り込み中に悪いんだけど…」
と、
母親からいきなり
話しかけられて、
私はちょっとビックリした。
「何でしょう」
「あのねぇ…、
ママね明日の昼から
何年間か
海外に行かなきゃなのよ」
いきなり告げられた出来事。
え?
何事ですか?
私の顔は驚きで溢れている。
「なんで?って顔してるわね…。
理由はね、
好きな人が出来たの」
『好きな人が出来たの』と言ったお母さんの顔は少し照れている。
私が
それで何で、好きな人が出来るだけで海外に行かなきゃならないのさ?
と聞くと…
お母さんは