名前も知らない向こうのキミへ

「こういう時に言うのもなんだけど…」


「ん?」


「飯窪に返事返せば?」



優しくそうつぶやいた。


「うーん。」


「飯窪に、ちゃんと自分の素直な気持ち伝えて吹っ切れよう?
ちゃんと私も好きって伝えるの。」


「遊子…。」



__________カーンコーンキーンカーン


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