名前も知らない向こうのキミへ

「飯窪への想いって…憧れなんじゃないかな?」


「へ…?」


「入学当時もさ、あの人頭がよくて、スポーツ万能で素敵って
目をキラキラさせてたじゃん。好きとはまた違う感情だったよ?
・・・・・あの時のかおる。」


「違うっ!!だってヤキモチとかもやくしぃ…」


「憧れと言っても相手は異性。
女関係の事は憧れでも嫉妬しちゃうんじゃないかな?

飯窪の好きな所言ってみて?」


「そりゃぁもう、
スポーツ万能で、頭がよくて、人気者で…


私にはないものを持っている所っ」

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