先生の恋、応援隊!!!


だってバレたのはあの詩織だ。

クラス1の情報通。
でもって口が恐ろしいほど軽いあの詩織だ。

でもあたしはコイツの弱味を知っている。

『教えてやるには条件がある。』

…条件だ。
情報通の詩織でも条件を守らない事は絶対にない。
誰にも言わない、というありきたりな条件以外は。


『何?』

『このクラス以外の奴には口外禁止。いかなる場合もだ。』


『…オッケ』


『契約成立だな』


『おー!!!
で、誰だよ?』


『陽子ちゃん』


『保健室の?』


『そ。』


やっぱラブリーANZAIいいなぁ。
オカマっぽいけど。


ふと気付くと詩織はすでに情報を回していた。


まぁ、あたしが知った時点でいつかはこうなったんだ。

安斎、ごめん。

でもみんないい奴だからさ!!!

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