先生の恋、応援隊!!!
クラスのみんなに情報が回った頃、安斎が教室に入ってきた。
『おーす。出席とるから座れー』
いつもの様にだるそうに入ってきた安斎にみんなは感激の瞳を向けていた。
口々に応援の言葉を口にする。
それに気付いた安斎は、顔をヒクつかせてあたしをみた。
出席より先にでた言葉。
『…バレてる?』
『…ごめん』
あたしが口にすると安斎はため息をついた。
『このクラスだけの秘密だぞ!!』
そう言って安斎は人差し指を口に置いた。