先生の恋、応援隊!!!


ガラッ

『おー。きたか♪』


今、あたしがいるのは数学準備室。

わざわざ数学準備室を探したあたし偉すぎる!!

だってほら…
もう7月なのに知らなかったっていうのもなんか申し訳ないし!!


『あたし最近はなんもしてねーよ』
グチグチ言うあたしに安斎とやらは目を見開いた。
そして笑いながら言った。

『そうだな。お前はなんもしてない。最近は、だけど(笑)フツーに頼みごとだよ!!とゆうか、雑用?笑』

ほーらやっぱなんにもしてないじゃん!!

って…

雑用!?!?

『なんであたしが雑用なんてしなきゃなんねーんだよ!!自分でするべきだッ!!』

『お前数学のテスト何点だった?』

『テストぉ??』

『この前やったろ。何点だった?』
安斎は満面の笑みであたしに言う。

『…1点…??』
たしか、1点。
1つだけでた選択問題が当たったんだっけ。

『お前、クラスでビリ。よって雑用。』

マジか…
ビリだったのか!!

『ちなみにビリから2番目は藤井。1.5点。名前を全部漢字で書いてたからオマケの0.5点』
藤井ってのは拓海のこと。
レベル低ッッ!!

ちっくしょー…
あたしも漢字で書けば良かった。

『わかったよ!!雑用でもなんでもかかってこい!!』
…もうわけわかんないテンションだし(笑)


『頼むよ雑用♪』






そうしてあたしは、2週間雑用としてせかせか働くことになった。
しかも、安斎があたしの勉強を個人的に教えるという権利つき。


いや、あたし勉強とかしませんけど。
授業中は基本寝てますけど!!!





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