Tolie.




止めずには、いられなかった。




「 出て行って 」


「 嫌! 」




頭から血を流したお母さんが
私を冷たい目で睨んだ。




思い切り壁に頭を打ち付けていたのか
壁にも血がついていた。




「 お母さん! 」




また同じことをしようと
体を反らせたお母さんを
全身で止めると
私の服にも血がついた。




「 もうやめて! 」




しばらくもがいた後
お母さんは気を失った。




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