Tolie.
「 ツバサ、もう大丈夫? 」
泣き疲れてぐったり
一輝によりかかっていた体は
一輝によって引き離されて
そのままゆっくり寝かされた。
「 目、赤い 」
ふっ、と笑って目元にキスを
落とされて、あんまり眠れてなかったからか
だんだん、意識が遠のいていく気がした。
「 ツバサ 」
「 ・・・ん? 」
「 俺のところに、おいで 」
「 え? 」
目を閉じていた私の顔を
間近で見ていた一輝と目が合う。