Tolie.
「 どう? 」
一口、また一口。
目の前に並ぶ料理に
手をつけてはその度に
”おいしい”って自然と
口から零れて、その度に彼は
”よかった”って微笑んだ。
「 満腹? 」
お茶碗が空になって、私が
お腹をさすっていたら
お茶を手渡された。
「 ありがとうございます。
すごく美味しかったです! 」
お茶を喉に流し込みながら
そう言うと、”どういたしまして”
って微笑まれて、ぐいっと一気に
お茶を飲み干した。
「 さて、じゃあ少し話をしようか 」
片付けを終えた彼が再度向かい側に
腰を下ろす。