Tolie.





「 うるさい 」


「 だって! 」


「 それよりさ、 」






ガバッ、と服の擦れる音が
部屋に響いて、私の視界は
再度真っ暗になった。










「 感動の再会なんだし、もっと
  イチャついとこうよ 」






ぎゅっ、と苦しいくらいに
強く抱きしめられて
いろいろ突っ込むところが
あるんだけど、涙が止まらなくて
私も一輝の背中に腕をまわした。










「 足、怪我したんだって? 」


「 ・・・ん 」


「 無茶したんだって? 」


「 どってことないもん 」







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