Tolie.
「 一輝 」
「 なに? 」
片付けを終えて、再度ソファに
深く腰掛けた一輝が私を見る。
たった一日。
一日会ってなかっただけで
”もう会えない”なんてことを
一瞬でも考えた私はバカだった。
こうやって目の前に彼がいることが
数ヶ月で当たり前になって、
これからは、”自由”が当たり前になる。
─────────違和感を感じる。
喉につっかえたまま、
飲み込めない大きな何かが
私を更に不安にさせて、
どうしようもなくて。
「 ・・・ツバサ 」
いつの間にか、当たり前になってた
その名前に、ゆっくり顔を上げた。