Tolie.

side 一輝







夕方、龍の部屋に行ったら
ツバサが居た部屋は真っ暗で
誰も居なかった。
龍もいなくて、電話も通じない。






嫌な予感がしてバイクで
周辺を探し回ったけど
龍もツバサもいなかった。






どうしようもなく体ばかりが
焦って、その割りに頭が全く
働かない。






耳に当てた携帯からは
相変わらず電子音が鳴り響いて
じっとしていられなくて
そのまま色んなところを
走り回った。








< 251 / 445 >

この作品をシェア

pagetop