Tolie.
それからしばらく外を
フラついて、家に帰った。
することもなくて適当に
ベッドに寝転がってたら
いつの間にか深い眠りに落ちていた。
「 ──────き、・・一輝 」
「 ・・・あ? 」
体を揺さぶられて、目を覚ますと
目の前に優斗がいた。
「 話がある。終わったら俺の家に
行って、あの子が目を覚ましたら
色々会って話すといいよ 」
俺に水を手渡して、腕時計を
見せてきた。
”6時”
学校に顔を出すときでさえ
こんな時間には起きないのに
”ふざけんな”って優斗の腹を
軽く殴ったら、優斗は顔を歪ませながら
”お前がふざけんな”って笑った。