Tolie.





しばらくしてツバサが起きて、
俺がいることに驚きながらも
すぐに目を覚まして俺を確認
するように、俺もツバサを
確認するように強く抱きしめた。











「 一輝ぃっ・・ 」






泣きながら俺の名前を呼ぶ
ツバサが可愛すぎて、
何度も何度もキスをして、
つられて泣きそうになるのを
堪えながら、”ツバサ”を
頭に刻み込んだ。







朝の優斗の話が、本当なら。
俺がツバサとこうしていられる
時間はそう長くない気がして
確かめるように、忘れないように
ツバサを抱きしめた。








< 260 / 445 >

この作品をシェア

pagetop