Tolie.







「 ・・・・んっ 」






息苦しさに目を覚ますと




「 ・・・はよ、美優 」


「 おはよ? 」






一輝が私にキスをしていて
更に鼻をつままれていた。






笑って私の鼻から手を離すと
一輝は車から降りて、
助手席のドアを開けてくれた。






「 着いたよ 」


「 へ? 」


「 目的地に着いた 」





手を差し出されて、
自分の手をのせると
きゅ、と握られて
引き寄せられた。








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