Tolie.





「 それでも気持ちが揺らいで
  仕方なくて、もう限界だと
  思ったときにその子に
  恨まれるような酷い話を
 聞かせたらしい。



  本当の話は・・・ 」



「 優斗さん!! 」







止まらない涙は
私の中で磨り減った
良心が泣いてるから。





同情でもなくて、
こんなの、なんでもない。








「 ・・・美優ちゃん 」






すごく悲しい人の話を聞いて
それがちょっと自分の話と
似ていただけで、





「 恨まないで、あげてほしい 」





”彼”だとは限らない。








< 325 / 445 >

この作品をシェア

pagetop