Tolie.
「 美優も優斗も、適当に
座って話しよ 」
口が悪いのは、相変わらず
変わってないけど、
少し、落ち着いた気がする。
「 ・・・お前!!! 」
「 今度はなに? 」
一瞬落ち着きを取り戻した優斗さんは
鉄骨の上に座った龍一を見て叫んだ。
「 何が、あったんだよ 」
「 やっぱ優斗は騙せないか 」
「 誰だと思ってるんだ 」
二人の会話を聞きながら
よく分からなくて、とりあえず
優斗さんが見ている龍一を
じっ、と見ていると
・・・顔の所々に傷や痣、
というか、全身傷だらけだった。