Tolie.





優斗さんや一輝がそばに
いてくれたから、笑って
元気をくれたから。





「 ・・・寂しく、なかったけど・・ 」


「 けど? 」


「 ・・・・・心配、だった 」





憎くて仕方なくて、
一輝を利用されたことが
腹立たしくて仕方なかった。






「 優斗さんや一輝がいなかったら
 一生モヤモヤしたままだった。
  龍一、私・・・・ 」






ヤケになって勢いでそのまま
”全て”を言おうとしたら
龍一の人差し指が唇に当てられて









「 それは、後でゆっくり聞く。
  俺の話を聞いても同じ気持ちだったら
  もう一回、お前の口から聞かせて? 」


「 ・・・・ん、分かった 」








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