Tolie.
「 私、何ヶ月でも、何年でも、
龍一を待ちます 」
「 ・・・うん 」
「 目を覚ましたときに目の前に
いられるように、早く怪我を
治します 」
”そうだね”と優斗さんは
笑って頷いて、私の手を握った。
「 信じよう。龍一を 」
「 ・・・・はい 」
目を覚ましたときに
”おはよう”って言えるように
真っ先に”ごめんね”と
”ありがとう”を言えるように。
───────私、いつまでも待つからね。