Tolie.





「 私を助けて死んでたら
  私はまた一人ぼっちで
  それでも”頑張れ”なんて
  天国で笑って言えるの!?


  わ、・・私が、どんな気持ちで
  この二ヶ月間ここに居たと
  思ってるの・・・!!!




  顔も見れなくて、もしかしたら
  もう生きてないんじゃないかって
  不安ばっかりで、怖くて、寂しくて
  それなのに、何で何食わぬ顔で
  当たり前みたいにここに居るの?



  何で普通に起きてくれないの・・・!?








  私、龍一がいないと本当に
 だめになっちゃうんだよ・・・?
  寂しくて、心細くて仕方なくて
  それでも待ってたのに・・・ッ!!!! 」



「 ・・・・美優 」



「 私、今までいっぱい龍一に
  助けてもらってきたのに
  自分のせいで龍一が死ぬなんて・・・








  考えただけで・・・・も、本当にッ・・! 」






言葉が詰まっても、止まらなくて
とにかく繋いで、必死に今まで
誰にも言えなかった不安を全て
本人にぶつけた。








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